火山へ立ち入ろうと登山口へ踏み込むと、
門番が道をさえぎった。
ここは聖地であり、神職者意外は
入れない。
おまけに殺人鬼のハスタが火山へ
向かっていった為、町へ戻るように
指図された。
そのハスタの名に、皆が顔を歪ませる。
とりあえず一行は、詳細を知る必要が
あると町へ戻り、情報を聞いてまわる
事になった。
情報を集めると、ハスタとは西の戦場で
出会ったあの男のようだった。
ハスタは聖地の見張りを惨殺し、
立入り禁止の山頂を目指して行った
という。
ハスタの武力は凄まじく、
一般人では止める事など出来なかった。
そこで、山に立ち入らせてもらう
代わりに、ハスタを追い払うと提案する
事となった。
スパーダが火山を見上げる。
ずっと昔から、ハスタを知っていた
ような気がする。
何故だか分からないが、スパーダは
ハスタは自分の手で倒さねばならないと
強く感じていた。
ハスタを追い払う代わりに
火山へ入れて欲しいという提案が、
門番に受け入れられる。
一行は、火口を目指して山を
登り始める。