□ ルカ
そういえば、僕らと戦場で会った後、
ハスタと対決したんだよね?
□ リカルド
ああ。
思えばあの時トドメを
刺しておけばよかったのだが…
□ ルカ
勝ってたの?
□ リカルド
まあな。
俺の銃弾をくらい、
アイツはひざをついた
その時だ。
あいつは言ったのだ。
「お前、ヒュプノスだろ?」
□ ルカ
転生者だったって事?
□ リカルド
そうだ。
どうやらヤツもラティオの
陣営に属していたらしい
つい話に耳を傾けてしまってな。
それが油断を生んだ。
…ヤツは全速力で逃げていったのだ
□ ルカ
後ろから撃てばよかったのに
□ リカルド
あまりの見事な逃げっぷりに
思わず見惚れてしまってな
□ ルカ
同じ傭兵だったんでしょ?
転生者だって知らなかったんだね
□ リカルド
上手く隠していたのたろう。
あるいは、俺との戦闘で
覚醒した可能性もある
だとしたら、ヤツの暴走は
俺の責任、という訳だ
□ ルカ
そんな!
誰もあなたを責めたりしないよ!
…一緒にアイツをやっつよう
□ リカルド
無論の事だ