□ ルカ
アンジュ、ごめんね?
僕のせいで、迷惑かけちゃってさ
□ アンジュ
何の事?
□ ルカ
僕、ガラムで三日間、
寝たきりだったでしょ。
看病させちゃったじゃない
□ アンジュ
…さてさて、どう言えばいいかな
□ ルカ
(あ、アレ? 怒ってる?)
□ アンジュ
いい? ルカ君。
わたしが大怪我をして寝込んだら
迷惑かけられたって思うの?
□ ルカ
い、いや、
そんなわけないじゃないか
□ アンジュ
なのに「迷惑かけてごめんなさい」って
謝られても、どう言葉を返せばいいのか
わからないでしょう
□ ルカ
それはそうだけど…、
で、でも…、やっぱり僕のせいだし
□ アンジュ
あなたを怪我させたのは
あのハスタさんよ。
あの人をかばっているの?
□ ルカ
ち、違うよっ
□ アンジュ
だったら気にしなくて
いいんじゃないかな
□ ルカ
アンジュは気にしてないかも
しれないけど…、他の人は
そう思ってないかも…
□ アンジュ
大丈夫よ。
みんなあなたの寝ているうちに
適当に遊んでいたから
むしろ寝込んでくれて、
感謝してたんじゃないかなぁ
□ ルカ
ず、ずるいや…
□ アンジュ
あなたの看病は交代制に
してたのよ
全員が全員、三日間
あなたに付きっ切りだった方が
嬉しかったかな?
□ ルカ
そ、そんな事されたら、僕、
罪悪感で死んじゃうよ…
□ アンジュ
ほらね? 気遣いなんて
いいかげんでいい場合もあるのよ
□ ルカ
…そうだね、僕は気遣いが足りないと
みんなに嫌われると思ってた
ところで、アンジュは
三日間、何して遊んでいたの?
□ アンジュ
温泉って初めて入ったけど、
あれはいいものね〜。
おかげでお肌ツルツルよ
□ ルカ
へ、へぇ、そうなの…
□ アンジュ
混浴だったしね
□ ルカ
ええっ! ホントッ!!
□ アンジュ
嘘よ
□ ルカ
………